2009年釣行記 5/15 (金)
 潮  下り潮 転流時間 上り潮 日の出  日の入  天気   風     波    仕掛け
中潮 16:41 9:08
11:07 4:58
18:54
晴れ 2m 0.5m なし 市販チョクリ仕掛け
-2.5 12:41 +0.4 晴れ 5m 1.0m アミエビ 市販チョクリ仕掛け




今週の土日が雨の予報なので、金曜日に釣りに行きました。
金曜日の天気図ではまったく風のない予報でしたが、現地に着くと、風が強くて出航を少し遅らせました。


現地でも地元のおいやんがおっしゃるには、今日はこれから、鏡のような海になるで。との事なので
少し風が、ましになったので沖に出て行きました。
だが、沖では、まだかなりのうねりが残っており、ボートがなかなか前に進みません。

やっと、前回のポイントに到着しました。
今回は釣友のBorzoiさんと一緒なので、少しぐらい風があっても心強く感じます。
私はシーアンカーを入れての釣行にしましたが、Borzoiさんはスパンカーとエンジン推力調整装置で釣り開始です。


仕掛けを底に落とし、少し、待ちますが食わないし、魚探にはまったく魚が写らない。
場所を移動しようと電動リールのスイッチを入れました。(一番遅い速度)

底から、10メーターほど上がった時に、竿先がガクンガクンとなっています。
お! 来た!

竿を手に持ち、電動のままドラグを効かせながら巻き上げます。
途中で、グングンと重くなっていきます。 おい食いしたかな? やっと上がって来ました。
この長いチョクリ仕掛けを手に取り、焦る気持ちを抑えながら、
1本ずつ針を船べりのスポンジに引っ掛けていきます。 
これをしっかりやらないと道糸がもつれてしまい次の仕掛けを投入出来なくなってしまいますからね。


さあ、魚が上がって来ました。
お! でかい! この紀州地方ではこのサイズのアジをトッパクと言うらしい。
トッパクとはメアジの事のようです。 色と形を見ると丸アジではありません。


これを抜き上げず、丁寧にタモで掬いました。 お! もう一匹おる。
これもタモで掬おうとすると、その下にも、もう一匹居ました。
これもばらす事無く取り込みに成功し、一挙に3匹ゲットしました。


やりました。 今日は爆釣かな?と思いながら仕掛けを投入しました。
しかし、釣れません。 釣れないので、もう一本竿を出しました。
この竿は胴からよく曲がる竿です。 今日の風と波でよく揺れています。

だが、どちらも釣れないので、もう一度、最初の場所に戻り、再度、仕掛けを投入しました。
すると、直ぐにあたりです。 
どうやら、魚はここに居るようです。
そう言えば、前回、大鯖をばらした場所もこの付近の少し北側でした。
水深は50mラインです。

ゆっくりと追い食いを待ちながら巻き上げてきます。上がって来ました。
今度もトリプルです。 
このチョクリで、メジャーな色はグリーンとピンクですが、今回の仕掛けの色は黄色の荷造り紐でしたが、
なかなかよく釣れます。 


シーアンカーを入れてあるので、簡単に元に戻れませんから、同じ場所を集中的に攻めるには不向きですから、
またもや、釣れない時間が流れます。
しかも、風と波が大きいので、一旦、チョクリ釣りを中止し、小鯵釣りに向かいます。


向かう方向から風が吹いているので、かなり進みにくい状態です。
10分くらいかけて、やっと風裏の島影に入りましたが、
こちらに来ても、まだ風が回り込んできてボートを押し流します。


チョクリ仕掛けを片付けて、吹流し仕掛けを出すのに、風の強い場所では扱いにくいので
島寄りに近づいて風を避けながら準備をしていると、風が舞って、ボートが反対の方向に流されて行きます。
おっと、とエンジンを吹かして、島から離れますが、離れ過ぎると風に吹かれどんぶらこっこします。

そんな事をやっている時に
ガ・ガ・ガ という大きな音がし、ボートが大きく傾きました。


うわ〜〜大変だ〜 何が起こったんや?
海面を見ると、沈み岩にボートが乗っています。
世間で言う、座礁している状態です。


うわ〜〜
めっちゃ、めちゃ焦っています。 焦っているから自分で何をしたら良いのかも分からず、
とにかく手元にある棒と言えばパラソルくらいしかありません。
そのパラソルで目一杯座礁している岩を押しましたが、びくともせず、逆にパラソルが壊れてしまいました。
困った〜

どうしたらええの〜〜 もう頭の中はパニックになっています。
少し離れた場所に居るBorzoiさんに救助を求めて、大声で呼びましたが、相手は何?ってな感じです。
そりゃ、そうやろねえ。 こっちがこんな大変なことになっているなんて、まったく知らないんですからね。


Borzoiさんを呼んでから、少し冷静になりました。
ボートを見ると、もう完全に座礁しています。
だから水深は50cmもありません。 あれ?これなら足が届くかも? 
でも、下手したらその岩礁から底に落ちてしまうかも知れませんが、
ボートが波と風によって、刻一刻と傾いているので、躊躇している暇がありません。
私はウェルダーを着ているし、思い切ってボートから降りてみました。


降りてみると、なんと、50cmほどに見えた水深が30cmくらいしかありません。
こりゃ、座礁するし、動かんはずやわ。
でも、ボートを降りてみると、何てことはない。 スロープでボートを押し出すのと何ら変わりはありません。
簡単に押し出せました。
ウェルダーを着ていなかったら、海に飛び込むなんてかなり勇気のいる事ですが
ウェルダーを着ていたので、ほとんど躊躇せずに海に飛び込めました。


その後、直ぐにボートに乗ってエンジンをかけ、沈み岩から離れたのは言うまでもありません。
その直ぐ後にBorzoiさんが心配して到着しました。
私が海の上に立ったのでびっくりしたそうです。 そりゃ、そうやろねえ。

でも、私も一人だったら、非常に怖かったと思いますが、
Borzoiさんが傍に居たので、トラブリながらも安心感がありました。


その後、気を取り直して、アンカーを入れて小鯵釣りに挑戦しましたが
どうやら、今日は小鯵は遊びに行っているようで、アミエビを撒いて釣りましたが、
パラパラとしか釣れませんでした。


釣れないと、撒き餌も多くなり、直ぐに餌切れで納竿となりました。


今日の釣りを振り返ってみると、色々とありましたが
チョクリは天気さえ良ければ、何とかなりそうな気がします。


そして、食べてみると、美味しいです。
トッパクも美味しいし、小鯵の握り寿司は絶品です。
次回もこれでしょうね!?


しかし、次回は大鯖が釣りたいものです。

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